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2013.03.18
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カテゴリ:物色動向を考える
1973年3月19日、欧州共同体6カ国の変動相場制への移行が決定してスミソニアン体制が崩壊しました。

1971年8月15日、米大統領ニクソンはドルと金の交換停止を発表して、ブレトン・ウッズ体制が崩壊しました。

12月、米国ワシントンのスミソニアン博物館で先進10カ国蔵相会議が行われ、
金・ドルの交換率を1オンス=35ドルから38ドルへ引き上げ、つまりドルは7.89%切り下げ
円は1ドル360円から308円、つまり円は16.88%切り上げ
為替変動幅は上下各1%から2.25%へ拡大
が決定しました。

翌1972年1、2月立て続けにアメリカの財政赤字が空前の規模である事が発表されると、円と西独マルクに先高感が生じました。

6月には英ポンドに対する激しい投機売りが生じたので労働党政権は英ポンドの切り下げは不可避と発表しました。

これはスミソニアン合意が一部崩壊した事を意味しました。

日本とECの為替相場は一時閉鎖されて6月23日に英ポンドは変動相場制に移行しました。

この日から翌7月14日まで主要先進国全体で総額60億ドルを超える巨額のドル売りが生じたそうです。

しかしアメリカは為替介入を行わなかったので、市場でのドルの先安感は払拭される事がありませんでした。

円は、ドルに対して6月23日の1ドル302円19銭から11月の1ドル290円まで上昇を見ました。

日本の金融当局は固定相場制の保守をアナウンスし続けてはいましたが、1972年後半いっぱいスミソニアン体制の崩壊が続いていたと言えるようです。

1973年2月NYタイムス紙が「米シュルツ財務長官が西独シュミット蔵相に変動相場制移行を勧告」を報じると、ドル売りはさらに激しさを増しました。

日本は大量のドル買い介入を実施しましたが円の上昇に歯止めがかからず、2月10日には愛知大蔵大臣の裁断のもと他国に先駆けて東京為替市場の閉鎖に踏切りました。

この時も金融当局は固定相場制への保守をアナウンスし続けていたそうです。

2月12日にはドルの金に対する再切り下げが発表され、13日に日本は単独で変動相場制への移行を宣言しました。

この再切り下げは、市場関係者に「事態の進行はドル売り投機筋の予想どおり」との印象を与えた事となりました。

金1オンスは86ドルと20ドル以上急騰しました。

さらに月末接近につれてドル売りは再び増加を見たので、日本とヨーロッパ主要国の6カ国は3月2日に合同で為替市場の再閉鎖を行いました。

EC6カ国は、西独マルクを中心とする共同フロート制に3月17日に移行を決定しました。

日本が単独で為替の変動相場制への移行を決断した事は、その後の日米の通商交渉に影響を与えたようです。

1974年11月、米フォード大統領が現職大統領として日本を初訪問しました。

1975年には昭和天皇の訪米が実現しました。









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最終更新日  2013.03.18 16:24:31
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