テーマ:気になるニュース(2211)
カテゴリ:物色動向を考える
1949年4月23日、中国人民解放軍の海軍が発足しました。
中国人民解放軍は、1927年8月1日に南晶暴動で蜂起した革命勢力がその起源であり、この日は中国の建軍記念日となっています。 海軍は、1970年代のアジアの社会主義どうしの最初の戦争である中越紛争の前後から、注目されるようになりました。 1974年の西沙海戦、1988年の赤瓜礁海戦と、国境紛争で勝ち続けました。 1982年、トウ小平国家主席は、第一列島線構想を発表しました。 これは、「2040年までに中国人民解放軍海軍は、米海軍と対等な勢力を保有して、太平洋を分割統治する事を目指す」とするものです。 1992年、尖閣・西沙・南沙諸島を中国領土であると規定する「領海法」を施行しました。 さらに2009年12月には、領海法で中国領とみなす島嶼の管理権を強化する「海島保護法」を施行しました。 海島保護法の施行から、尖閣諸島周辺海域での中華人民共和国の軍と民間の船舶の不穏な動きが頻繁に見られるようになりました。 2010年4月8日 江凱型フリゲート艦の航行が観測されました。 4月12日に日本外務省は、在日中国大使館と駐日大使に抗議しました。 さらに4月21日には、計10隻の中国艦隊の航行を監視していた海上自衛隊の護衛艦に対して、中国軍の艦載ヘリが異常接近しました。 程駐日大使は、記者会見で「日本側がずっとつきまとった」と抗弁しました。 9月27日には、海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突。 中国漁船の船長が中国側の大手マスコミが英雄のように報道したので、日本でも「尖閣諸島・中国漁船衝突事件」として注目されました。 日本政府は、2012年9月11日に尖閣諸島の国有化を実施しました。 すると10月25日に中国国家海洋局の劉賜豊局長は、「南シナ海の権益保護は、中華人民共和国の核心的利益に関わる」と発言しました。 2013年1月30日、中国海軍フリゲート艦から、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」に対して、射撃管制用レーダーが照射されました。 これは「ロック・オン事件」とも呼ばれて、中国海軍が海上自衛隊にいつでも引き金を引く事が出来る、つまり攻撃態勢にある事を行為で示した出来事でした。 現在でも尖閣諸島海域での日中の緊張関係は続いているそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.20 16:04:44
コメント(0) | コメントを書く
[物色動向を考える] カテゴリの最新記事
|
|