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カテゴリ:物色動向を考える
1985年4月22日、パンナムが太平洋路線と機材・従業員・各種の権利をユナイテッド航空に売却しました。
ハブ空港である新東京国際空港(現在の成田空港)の発着権や以遠権も含む、ドル箱路線の権利ごとの売却でした。 ユナイテッド航空は、日米航空交渉の結果、1983年に太平洋路線への本格参入を果たし、成田・シアトル便で日本乗り入れを始めました。 この買収によって、1986年2月13日から日米路線の増発や日本経由でのアジア各地への拡大を実施し、同時に太平洋路線を大幅増便して競争力を増強しました。 2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件では、国内線の175便と93便がハイジャックされてテロに利用されたので、利用客が激減して経営が悪化、一時は連邦倒産法第11章の適用を受けるまでになりました。 2008年6月にスカイチーム加盟のコンチネンタル航空と提携し、2010年10月1日は持ち株会社設立による経営統合を果たしました。 世界最大の航空界社グループが誕生し、2012年3月3日には新ロゴのユナイテッド航空機での運航がスタートしました。 ユナイテッドは最新鋭中型旅客機ボーイング787を先に就航させましたが、1月半ばのリチウムイオン電池の発火トラブルから異例の長期運航停止が続いています。 B787は、日本の最先端技術が導入された、40年ぶりの国産飛行機と見なされており、日本の航空各社も旅客機は専らボーイング社から購入しています。 日本の航空業界の重要な話題として注目されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.21 13:20:05
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