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カテゴリ:物色動向を考える
1958年4月25日、岸信介首相と鈴木茂三郎社会党委員長の会談により、衆議院が解散しました。
これは「話し合い解散」と呼ばれ、与党と野党との間で協議された末に行われる衆議院解散を指す言葉です。 2012年3月8日、野田佳彦首相は、消費増税案を成立させてそれと引き換えに衆議院解散を実施する方針を示しましたが、大手マスコミはこれを「話し合い解散」と報じました。 松田喬和毎日新聞編集専門委は、当時、衆議院の解散には3種類あると解説されました。 タイミングを計り、政権が打って出るのが「仕掛け解散」 万策尽きての「追い込まれ解散」 憲法69条が規定する、内閣不信任案が可決した場合の解散 与野党が互いに、ここが解散時期という認識を共有して実行するのが「与野党合作解散」 憲法7条が規定する、首相の裁量で解散権を行使する解散 1986年6月の「死んだふり解散」は仕掛け解散 衆院の議員定数是正(1票の格差)問題をクリアし、参院との同日選挙に持ち込むために、「死んだふり」を演じて自民党を大勝に導いた。 1955年1月の「天の声解散」は与野党合作解散 鳩山一郎首相が、少数単独野党の内閣解消を目指して、事前に野党に解散を約束。 野田首相は、保守派から護憲派までの寄り合い所帯の民主党からの小沢派を切り離してスッキリさせるために、話し合い解散を実行されたと言えるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.23 19:43:00
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