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カテゴリ:教育
今朝の庭のチューリップ 医学部の入学定員が増え、地域優遇枠等も作られて以前より入学が易しくなったので学生の質が落ちたという声が聞かれる。実際はどうであろうか? 7年くらい前から山梨大学医学部では早期臨床体験実習を実施している。入学して1年目の学生が9月に県内の病院に数人ずつのグループを作って2-3日看護業務等を見学したりその一部をさせてもらう実習である。まだ医学的なことは何も知らない学生さんが、病人を見たり看護師、薬剤師、検査や放射線技師等の仕事ぶりをみて医療業務に対してモチベーションを高めてもらいたいというのが主目的だと聞いている。 先日昨年9月の実習報告をまとめた冊子が送られてきた。参加者全員が実習の感想を書いていた。まず看護師の業務がいかにハードなものか驚いたと多くの学生が書いていた。それから当院院長が学生と一緒に昼食を食べた時のコメント「医師は上から目線でなく水平目線でなければならない」を多くの学生が取り上げ、感銘を受けたと書いていた。 ともすると医師は難しい入学試験を突破し、医学的知識を学ぶにつれ、プライドが高くなり、上から目線になりがちで、実際にそのような人もかなり見られた。それでは患者さんとの真の信頼関係が築けず、病気を治してやることもできない。それは患者さんとの関係だけでなく、一緒に働く看護師、薬剤師、事務職など様々な職種の人達に対しても水平目線が大切で、自分がえらいと思って見下すようなことがあってはならないと言うのが院長の話だったが、ほとんどの学生がそれをよく理解して素晴らしい文章力で水平目線の医師になることを誓っており、読んでいて感銘を受けた。 学生の質が落ちたどころか優秀な人達が入学してきていることを実感した。又この実習を通じてチーム医療の大切さを学び、将来頼もしい医師になってくれそうな気がしてうれしくなった。これから真剣に学んで、水平目線の素晴らしい医師になってくれることを心より願うものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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