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今が生死

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2014.10.23
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カテゴリ:仕事
腰痛に対して何人かの方から見舞いの書き込みを頂きありがとうございました。おかげさまであの激しい痛みが軽快し本日も平常道り勤務しています。実は本日は当直で日中勤務の後夜中も勤務なのであの腰痛で勤まるか不安でした。救急指定日ですからもし私ができないとなると代わってもらえる人はまずおらず、事務長が困りはてるのは目に見えており、心配しましたが予定通り、出勤できて当直もしておりほっとしています。

今朝は朝病棟回診でその後胃カメラ、午後は外来診療、そして夜の救急、すでに救急車が2台来ました。朝の回診では昨日入院したがんの末期の方と以前から入院しているやはりがん末期の方の様態が悪く指示を出しながらも心苦しくなりました。そこで医師の仕事について考えてみました。これから医師を目指している方、お子さんを医師になさろうとしている方がおられたら参考にしていただけたらと思います。

まず腰痛について私の場合は軽快したからよかったですが軽快しなくても代わりはいませんのでたとえかなりの痛みでも出勤しなくてはなりません。病棟では死をまじかにした患者さんを何人も受け持っており一進一退で心休まる時はありません。夜間は睡眠薬を40錠飲んで意識がない人や風呂場で入浴中湯船に顔をつけた状態の人などが運ばれてきます。自分の体調を考えていたら仕事になりません。医者の平均寿命は一般人の平均寿命に比べて10年短いと言われています。医師の仕事とは患者さんのために自分の全てを出して少しでもお役に立ってもらうことだと思います。

私などはまだまだその職業に徹していなくて、面倒な患者さんの場合はいやだなと思うことがあるし、疲れていると中途半端に患者さんに接することもあり、お恥ずかしいですが、本当の医師はどんな患者さんからも頼りにされ、それにきちんと答えることができる人だと思います。





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Last updated  2014.10.23 21:35:19
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