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今が生死

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2014.10.29
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カテゴリ:世界平和
マララさんの国連演説を聴いた。自分を撃ったタリバンを恨んでいない。キリスト、シャカ、マホメットの愛の教えを実践していきたい。タリバン達の神は非常にちっぽけなものである。本当の神は彼らのようなちっぽけなものではなく、宗教にかかわりなく全ての人を救っていく神である。タリバンがあのように無知で野蛮で狂暴なのは教育を受けていないからである。彼らも犠牲者なのだ。教育こそこの世を救っていく鍵である。女性や子供たちが教育を受ける権利を訴え続け、その成果を確実に挙げて行きたい。涙を流しながら聴いている者もおり、スピーチ終了時には国連会場全ての人がスタンディングオベーションで答えていた。

中野信子さんの「脳科学からみた祈り」という本に「多くの宗教は自分の利益を度外視して、他者に尽くす自己犠牲の尊さを説く」が、これは自分が損するように見えるが、実はこの回路は種の存続、個体の生存という観点からは合理的でこの考え方で人類は終局的に利益を得ていると述べている。

キリスト教や仏教ではそれがあてはまるかも知れないが、イスラム教では他者に尽くす自己犠牲より他者を苦しめ占領し、領土を広げることに専念しているという印象がぬぐい切れない。中野氏は、脳の真ん中の古い部分は情動の領域で人を欲望のままの行動に駆り立てる動物的な領域でその周りにある新しい皮質、特に頭の前のほうにある前頭前野はその古い脳の動物的欲望を抑制する役割を担い、良心や利他心、他者に対する共感性が抑止力になっていると述べ、その前頭前野は教育によって発達が左右されると述べている。
タリバンは教育を受けていないので前頭前野の発達が乏しく、古い脳の野蛮性や動物的欲望がほしいままになっているのかもしれない。

マララさんは国連演説後アメリカ各地で語る会に出演しているが、ある会場でのインタビューに答えて、「政治家を目指し、首相になる」と明言していた。そして女性や子供がきちんとした教育が受けられる世の中にするときっぱり言っていた。パキスタンだけでなく、世界には女性や子供が十分な教育が受けられない国が沢山ある。彼女はパキスタンの首相だけでなく、世界の大指導者になって、この世界を救っていただきたいと切に望む者である。





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Last updated  2014.10.29 21:27:59
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