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カテゴリ:生き方
99歳の男性患者さんが土曜日の朝お亡くなりになった。彼は認知症のケアのため
我々の病院に約1年間入院していた。食べることが出来なかったので鼻から管を入れ て栄養を入れてきた。時々喋ることが出来て、ある時、死に方を忘れてしまったと 言っていた。真意は理解できなかったが、こんな形で生きているのがつまらなくて死 にたいと思ったのではないかと推察した。しかしそれから1年間鼻管栄養で生き延び た。私は回診の度に声をかけて、おはようと挨拶した。殆ど挨拶を返してくれて死ぬ 前の日もおはようと挨拶してくれた。彼は苦しむことなく静かに息を引き取った。私 は彼は満足してあの世に行ったのではないかと思った。 A 99 years old male patient died Saturday morning. He had been admitted to our hospital about one year for the care of dementia. He had been fed by nasal tube as he couldn’t eat. He could speak sometimes. Once a time, he said he forgot how to die during the course of the disease. We couldn’t understand the real meaning, but we guess he was in weariness and wanted to die. Although he stayed alive one year by nasal tube nutrition since then. Whenever I visited him, I called him and greeted good morning. He answered almost every times, and the day before the death he also answered to me good morning. He died silently without suffering. I thought he welcomed his death with satisfaction. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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