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今が生死

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2018.01.15
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カテゴリ:政治

トランプ大統領がアフリカやハイチなどを「便所」のような国と例え、そこからの移民を受け入れるべきでないと発言したとして大騒ぎになっている。トランプ大統領はもともと白人優越主義者で資本主義経済を自分本位に解釈している人なので、言うべくして発言されたものだと思った。

経済活動は大きく分けて資本主義経済と社会主義経済、共産主義経済がある。全世界の国々はそのうちのどれかの経済活動を行っており、日本やアメリカは資本主義、中国は共産主義、北朝鮮は社会主義国家といってよいだろう。資本主義は個人の自由な経済活動が許され、トランプさんのように大金持ちになる人もいれば貧乏になる人もいる。社会主義は国が経済活動をすべて管理するので貧富の差はないことになっている。共産主義は一切の私有財産を否定してすべての人で財産を共有する経済活動だが、実際にはこれらの経済活動がお互いに多少混じり合っていることが多い。

「不確実性の時代」を書いたアメリカの経済学者ガルブレイス氏は「いろいろな経済学理論があるがどれが正しく確実と言えるものはなく今は不確実性の時代である。究極は人々を幸せにするにはどのような政治形態、経済形態がよいか皆で知恵を絞っていくことが大切だ」と述べている。資本主義も共産主義もそれが人々の幸せを目指したものかどうかで判断されるべきで、権力者側がそれは自分に都合がよく、統治しやすい経済体制と思ってその経済体制を採用しているとするなら国民は不幸である。トランプ氏のように自分さえ良ければよい、自国さえもうかればよいと考えている人は少しももうけにならない便所みたいな国の人達を受け入れるのはごめんだということだと思う。極めて利己的で自分勝手な経済学解釈から出た発言で、アメリカの知性はトランプさんに振り回されないようにして世界貢献の活動を続けてもらいたいと切に願うものである。トランプ氏は超大国の大統領なので政治や経済を広く、深く学んでいくことは必須である。ガルブレイス博士の経済学理念を是非読んでもらいたいと願う。経済形態は資本主義でも共産主義でもよいがその目指すものはすべての人を幸せにする経済学でなければならない。そうでない経済学ならやがて破綻するのは必定である。






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Last updated  2018.01.16 13:31:10
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