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今が生死

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2019.12.16
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カテゴリ:教育
フィンランドは人口約550万人の北欧の小国だが、2000年以後、PISA(15歳児童の学習到達度国際比較)で読解力や科学的判断力など多分野で一位になっており、世界一の教育国と言われている。さぞかし詰め込み教育を行っているのだろうと思いきやその反対だった。岩竹美加子さんが書かれた「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか」によると詰め込みどころか授業時間は少なく学力テストも受験も塾も偏差値もない。高校卒業時に統一テストがあるだけである。猛勉強して他人を蹴落とすという考えはない。小学校から大学まで教育は無償なので誰でも好きなだけ勉強できる。教育費が無償だけでなく、17歳以上の学生には給付型奨学金、学習ローン、家賃補助からなる学習支援も行う。著者は平等思想に基ずくこの教育無償化こそ世界一の教育を生み出している源泉だと述べている。フィンランドの教育が目指すものは、子供一人一人が自分を発展させ自分らしく成長していくことであり、競争社会ではない。戦車や飛行機を作れば何千億円以上の金が必要だが、その金を教育に回せば教育無償化も夢ではない。国がどこに重点を置くかで国民生活は変わってくる。日本は今大企業の育成などに重点をおいているが、大企業を支えるのは優秀な人材である。その人材を育てるための教育こそが最も重要で価値あることだと思う。日本もフィンランドを見習って全ての子供に平等の教育、教育無償化を取り入れて、いじめのないのびのび教育を行ってもらいたいと願う。





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Last updated  2019.12.16 22:49:48
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