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今が生死

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2020.01.11
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カテゴリ:教育
文化連情報新年号の香川県厚生連顧問の長尾省吾さんの「未来を託す若者たちへ」を読んだ。4回にわたっての連載で今回は第一回で「人材育成の苦難と喜び」の章だった。長尾さんは香川大学を65歳で定年退職し、香川県厚生連代表理事をしていた時香川大学学長選への立候補推薦があり、学長選に当選(68歳)し74歳までの6年間学長を務めた脳外科医である。学長就任後若い学生と話し合う機会を多く持ったが、彼らの多くは「将来に対して何となく不安で、大きな希望はない」「出世や高給、人より優れた能力を持つより、趣味やプチ幸福な生活を志向し、決して無理せず身の丈に合った生活で充分」と考えていた。長尾さんは将来国のかじ取りをする今の若者に「広く多くの知識とデーターを得て世界情勢や現在日本がどのような方向へ進んでいこうとしているかを判断してそれに対応できる人間に育てること」をいつも考えていたとのことである。食料自給率は40%を割っている。石油ガスなどのエネルギーは殆ど海外からの輸入に依存しており、鉱物資源も少ない我が国がどのような方向で生き抜いていくかについてこれからを背負う若者には特に強く意識してもらいたい。農業生産物については安全でおいしい他国の追従を許さない日本産がブランド品として世界から注目されるがいつの間にか中国や韓国等で同じものが生産発売されている。それを認めない知的財産権の世界的な合意が達成されることを期待しているがそれも若者たちに強く意識してもらいたいと述べている。人材育成の基本方針は彼らの潜在能力を見極め伸ばすことである。学生時代はどうしょうもない学業も素行も不良だったものが医療現場で大変身し、患者やコメディカルから信頼されている例を何人も見ており、人は立場や仕事の楽しさや意義に目覚めると変身するものなのでそのことを常に念頭に入れて指導してきたとのことである。今年は77歳になられると思われるが、厚生連顧問として農業を支える若者や若き医学生などに希望と勇気を与えてもらいたいと思う。





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Last updated  2020.01.11 21:33:24
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