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今が生死

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2020.02.05
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テーマ:自然治癒力!(7)
カテゴリ:読書
文化連情報2月号の香川県厚生連顧問の長尾省吾さんの「未来を託す若者たちへ」の連載2回目を読んだ。「地域の医療機関で働いている医療者は地域文化を維持、発展させる担い手で常にその重要な役割に思いを致し、いざ地域住民に健康上のピンチが発生した場合には信頼に足りる駆け込み寺の機能が要求されると思う。そこに従事する全ての職員は地域医療、ひいては地域文化の担い手なのだ」「しかしここで自分が医療者として責任を果たしてきた心構えについて触れたいと思う」と述べてニューイングランド ジャーナルのフランツ・インゲルフィンガー氏の「医師がかかわった医療の85%は患者の自然回復力で治癒しており、医師がしたのは15%しかない」の言葉を取り上げて、表題の俳句について解説していた。この句の作者は有名な俳人で、30年位前に長尾先生が脳動脈瘤の手術をしてやって退院の時にこの句を頂いたとのことである。
これは夏の夜カナブンが外から飛んできて白いシーツの上で逆さまになり足をバタバタさせていたが起こしてやったら窓から飛び立っていった情景を読んだとのことだった。その俳人は「医療者は結局こういうことをされているのですね」と言ったとのことである。患者さんは一時医療者の世話になるがちょっと手助けすると直ぐ何もなかったように羽ばたいて元の世界に帰っていく。医療者は患者さんの自然回復力を信じて専門職としてサポートさせて頂いている。このような謙虚な気持ちを忘れてはいけないと述べていた。
長尾さんは脳外科医で香川大学の学長をして学長を辞めた2年前から厚生連の顧問をしている方である。いいことが書いてあったので紹介させて頂いた。





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Last updated  2020.02.06 23:05:15
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