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カテゴリ:世界平和
今アメリカ大統領選挙の民主党候補の州ごとの予備選挙が行われている。前の副大統領バイデンさんが本命視されていたが今の所サンダースさんとか若手の候補者がバイデンさんより上位にいる。サンダースさんは4年前の大統領選挙で、民主党候補争いでヒラリークリントンさんと争い、僅差で敗れたが、その結果が共和党候補のトランプさんに漁夫の利を与えてクリントンさんが敗れたと言われている。サンダースさんとクリントンさんで大統領選直前まで僅差で争っていたので、敗れたサンダース応援団が、民主党候補のクリントンさんを積極的に応援しなかった結果、トランプ氏が大統領になってしまったと言われている。
サンダースさんは極めて貧しい移民の子で貧乏を骨の髄まで体験して育ってきた。サンダースさんは日本のような国民皆保険制度の確立、大学の授業料無料、大学奨学金の返済義務撤廃を訴えている。その源資金は富裕層から出してもらうとしているがその考えの賛同者はそれほど多くない。アメリカでは上位5%の人がアメリカ経済の70%を支配している。逆にいえば95%の人は30%の経済の中でうごめいており貧乏人が多い。莫大な金がかかるので大学にいける人は少ない。貧乏人は大学奨学金を貰って卒業するが、卒業後の返済が大変で破産してしまっている人もいる。貧乏人は医療費が高くて医者にかかれなくて死んでいる。サンダースさんは貧乏人の立場でこのすべてを改善すると公約に掲げているが支持層はアメリカ国民の20%位しかいない。トランプさんは岩盤と言われる中産階級の40%の支持層を持っており、本番で対決しても勝ち目は少ない。しかしトランプさんと対決するにはまず民主党候補にならなければならない。それも現状は絶対的優勢の状況ではないので厳しい。サンダースさんは岩盤支持層が20%しかないことと同時に年齢の問題もある。78才と言えばほぼアメリカ男性の平均寿命でいつ死ぬか分からない状況だ。もう少し若い人の方が良いがサンダースさん以上に情熱を持っている若手候補はいない。サンダースさんは当選して任期中に死んでも本望を達成してくれたらいい。なんとか民主党候補になり共和党のトランプさんと対決して勝利してもらいたいと心より願っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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