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今が生死

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2020.08.10
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カテゴリ:読書


新型コロナに対しては皆さん様々な意見を持っていると思う。この度この本の広告を見てアマゾンで注文したら本日もう送られてきた。まだ全部読んでいないが北大ウイルス学教授の高田礼人さんの文と兵庫県立農業高校の今村耕平教諭のコラムが目についたので紹介させて頂く。高田さんの文は「ウイルスとは何かを知れば向き合い方が見えてくる」でウイルスが安定的に共生関係を築いた宿主を自然宿主といい、その生物と共存関係を築いている。今度の新型コロナはコウモリが自然宿主とみられておりコウモリの中では何の害も与えず共存していたが軍事目的などで繰り返し感染実験を繰り返し人に感染することになったものと思われる。コウモリから人のように生物種をまたいだ感染には様々な生物的壁があり、自然界では殆ど起こらない事で、「宿主の壁」と言われている。それを何等かの人工的操作などで宿主の壁を越えて人に感染することがある。その場合次の二つの場合がある。1.人と共生してなんら害を及ぼさない場合と2.人に重い病気を起こし時に死に至らしめることがある。ウイルスがたまたま宿主の壁を越えて人に感染した場合、人の免疫システムと折り合いがつかなかった時、人に重篤な症状を引き起こすのである。ウイルスには意思がなく宿主である人を傷つけようとする悪意が存在するわけもない。ウイルスを悪者とするのは行き過ぎていると書いている。ウイルスをやっつけることばかり考えていた人たちは皆失敗している。免疫システムの折り合いが悪かったのでそのことに注目して治療法を考えれば成功の可能性は高かったと思われた。
農業高校の先生のコラムは「イチジクのウイルス病対策のために最先端のPCR検査を学んだ生徒たち」と言う題でイチジクの病気は一見したところウイルスに感染しているか分からない場合がある。それにはPCR検査をする必要があり、イチジクのウイルスも新型コロナと同様にRNAなのでDNAに転換して増幅する必要があるが、今回のコロナ騒動の前から高校生たちはPCR検査でイチジクの病気を診断していたとのことである。「技術の対象が人であれ家畜や果樹であれ、未来に生きる生徒たちに探求的な学びを通じて希望を与え続けることが教育では大切なことである」と結んでいる。まだ二人の意見しか読んでいないが他の人の意見も面白そうだ。これから皆さんの意見を順次読ませてもらおうと思う。





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Last updated  2020.08.10 18:07:54
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