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テーマ:スピリチュアルと資本主義(1)
カテゴリ:仕事
ローダンセマム・アメリカンアイズ
渋沢栄一は1840年(天保11年)に埼玉県深谷市血洗島生まれて1931年(昭和6年)に91歳でなくなった経済、教育、福祉など多方面で活躍した偉大な人物である。銀行や大学、福祉施設など数えきれない位の公共事業施設を設立し大正5年には自分の考えをまとめた「論語と算盤」を出版している。 渋沢は農家の長男として生まれたが江戸に出て武士になり徳川慶喜の家臣になり、フランス万博の見学とヨーロッパの資本主義経済や産業構造を学んできて明治政府発足と同時に日本の産業の基礎を築き発展させてきた人と言われている。 「論語と算盤」は道徳と経済は合一すべきものだと説いており、合本主義を述べたものである。 経済は国全体を豊かにするために行われ、そこから得られた富は全体で共有するもので社会に還元されなければならない。公益追及の目的達成のためにそれに相応しい人材と資本を集め事業を行っていくべきである。その考えのもとで想像もできない位の多くの事業で成功を収めてきた。 彼が作った銀行や会社、教育機関、などの基本理念はそこにあった。しかし最近のテレビのコマーシャルなどを見ていると自分の会社の製品さえ売れればいい。他はどうでもよい。売れて収益が上がったらそれを公益のためにどのように使うというメッセージもない。ましてや、例えば髪の毛が生えてくると宣伝して巨万の富を得ている事業者もいる。もしそれが本当なら薄毛で悩んでいる人たちを救い人々を幸せにして公益に役立っていると言えるが実際はそうではなく、消費者をだまして暴利をむさぼっている人達もいるのである。 経済活動とは人々の生活を豊かにして幸せを提供すると同時に利益は公共に役立つように使われていくべきものだと思う。経済活動を行うものは渋沢の経済活動の理念をもう一度よく考えて、公益のために事業を発展させてもらいたいと望むものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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