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テーマ:英語のお勉強日記(8033)
カテゴリ:学習
ヒエンソウ(チドリソウ)
昨日の新聞に小学生の娘さんを持つ母親が「英語を勉強したいがもう遅いですか?今からでもよいとすればどんな勉強法をしたらよいですか?」と質問してそれに東北大学加齢医学研究所教授の瀧 靖之さんが具体的な回答をしているので紹介させて頂く。 先生の答えは「何歳から始めても遅いということはない。学習を続けて行けば神経細胞同士をつなぐ回路が密になり脳の体積を増し、様々な能力を獲得することが出来ます。このような外部からの刺激や作用で脳の体積や回路が変化することを脳の可塑性と呼んでおり、年取ってからでも変化することは科学的にも証明されています」 「勉強方法の重要なポイントは勉強しようとすることに対して親しみ、好奇心、目標の3つを持つことです。脳内には感動の中枢と言われる偏桃体があり、外から入ってきた刺激に対して快感、不快、好き、嫌い、面白い、つまらないなどの仕分をします。この偏桃体で面白い、楽しい、好きと判断されると快感、やる気を生み出す神経伝達物質ドーパミンが分泌され脳を活性化してくれます。目標は英語を学んで外国人のためにボランティアをするなどのわくわくするような目標を設定するのが良いと思います。」 「英語の基本的なことも忘れてしまったので中学の教科書で文法などから学んでいった方がよいでしょうか?」 「その必要はありません。1)聴く力をつける、2)話す力をつける、3)読む力をつける、4)書く力をつける。の順番に学びながらその過程で必要な単語などを覚えていく方法で良いと思います。子供が言語を覚えるのはこの順番で覚えていくからです。」 「文法があやふやなのにいきなりリスリングとスピーキングの学習で大丈夫でしょうか?」 「私たち脳医学者からみると人の能力の獲得は模倣から始まると言うのが基本的な考え方です。私たち人間を含めた霊長類の脳には模倣に特化した働きを持つ神経細胞があるのでまず最初は真似することから始めると良いと思います。最初は好きな映画のDVDや英語の歌など興味の有るものに親しんでいくのがよいと思います」 「大切なことはこう学習しなければいけないという思い込みを捨てて、まず聞くことから始めるのが良いと思います。何歳になっても努力した分必ず身につき伸びます。伸びるスピードは人それぞれですが、焦らず、しぶとく、楽しく学んでいくことが脳の仕組みを生かした最短ルートです。この方法は英語の勉強に限らずあらゆる学習に通ずることだと思います。」 瀧先生のご回答は分かりやすくて大変参考になったが、実際には年取ってから何かを習得するのは容易ではない。勉強を始めても少しも進展せず途中で投げ出す人が多いと思う。しかし瀧先生は個人差はあるが「努力したことは必ず身についている。いつかは伸びていくものだ」と言っている。それを信じて今日もピアノや英語に取り組んでいこうと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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