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今が生死

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2021.08.27
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数年前池袋で当時87歳の元工学院院長運転する車が母子を死傷し裁判になっているが元院長は未だにブレーキを踏んだが車が止まらなかったから事故になったので自分には責任がないと主張している。
車に内蔵されているドライブ記録を調べればブレーキを踏んだのかアクセルを踏んだのか分かると思われるが未だに自分の操作ミスを認めないのは元工学院院長というプライドのためであろうか。まだ裁判の決着はついていないがこの事件等を契機に高齢運転者の認知機能検査が義務付けられ、高齢者の免許返納者が続出している。
自動車メーカーでは車の安全装置に必然的に力を入れることになりその事故当時に比べれば格段の進歩を遂げている。2020年のコンパクトカー安全装置ランキング1位のトヨタヤリスを例にとるとブレーキとアクセルを踏み間違えた時にはエンジン出力を抑制して弱いブレーキをかけて衝突を回避したり人や自転車も認識してブレーキをかけるようになっている。人や自転車の認識は昼間だけでなく夜もおこない、交差点での左折時、右折時に歩行者や自転車が横断歩道を横切る場合はそれを認知して自動ブレーキがかかるようになっている。2位は日産ノート、3位は本田フィット、4位はマツダ2,5位はスズキクロスビーが挙げられていたが完全装備のものからオプションで追加する安全装置もあり、人は認知するが自転車はだめとか昼間は認知するが夜はだめなど色々あるので購入時にはよく確認して購入するのがよいと思う。
元工学院院長が今の安全装置フル装備の車に乗っていたら事故は防げたかもしれない。あの事故以来随分車は進化したがあくまで細心の運転が基本である。安全装置が付いているからと油断すると大事故につながるかもしれない。とっさの場合に助けてもらうもので普段は使うものではないと思う。またとっさの場合でも状況によっては作動してくれないこともあるので気持ちの上では安全装置が付いていることは忘れていつも安全運転を心がけることが重要と考える。





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Last updated  2021.08.28 10:25:27
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