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テーマ:ピアノ(224)
カテゴリ:教育
いよいよ明日から通常業務の人が多いと思う。私もそうだが何歳になっても気が重い。子供の時と同じで、夏休み明け、正月休み明けは緊張してなんとなくいやだ。
ところで私はピアノを習っている。今まではモーツアルトのフィガロの結婚を習っていたが今度は新しい曲を弾きましょうということで易しそうなロシア民謡のトロイカを習うことにして練習を始めたが簡単ではなかった。休み中練習してみたがすぐ弾けるようにはならなくて「もうかれこれ10年近く習っているのにこんなに簡単な曲もすぐ弾けないのか」と情けなくなりピアノを投げ出したくなった。 そんな時ピアノの先生から年賀状を頂いた。「熱心にレッスンに通い、一生懸命努力していることに本当に感心している」と書いてあった。レッスンでは褒められたことはほとんどない。かなり練習していって「今日は褒められるかな」とかすかに期待している時でも練習していったこととは別のことで注意を受けて散々な思いをして帰ってくることが常であった。難しい教えが中々その場でマスターできず、先生は「なんと出来の悪い生徒なんだろう」と思っているだろうと思っていた。 でもその年賀状をみて、先生の真情を感じた。レッスンでは難しい(本当は易しいことかも知れないが私の基礎力や理解力が足りないので難しく感ずるのかも知れないが)ことを指導してくれるが褒めてくれることはなく「全くの駄目生徒」と思われているのだろうと思っていたがどうも少し違うようだと感じた。「先生は私の努力を認めてくれていたのだ。でもただ弾けるということよりリズムとか音の表情など基本的な事の理解の方がもっと大切なのですよ」という事を教えたかったのだと思った。いずれにしても先生の愛情あふれるお言葉に接して発奮して再度ピアノに挑戦していこうと思った。 人間なんて(私だけかもしれないが)単純な生き物だと思った。褒められればやる気を出し、褒めてもらえないとやる気がなくなっていくものだと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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