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テーマ:悲しいお別れ(95)
カテゴリ:仕事
マンデビラ・ローズジャイアント
受け持ち入院患者さんのご主人で毎週病院まで手紙を届けに来ているTさんが勤めているある会社ビルの守衛さんを今月一杯で辞めることになった。 ある企業を60歳定年で辞めてその後数年どこかに勤めたあと今のビルの管理人になって13年勤めたとの事である。今勤めているのはD社のビルだが雇われているのはある人材派遣会社で人材派遣会社から年齢のことで肩たたきがあったとのことである。 D社の社長さん以下皆さんはがっかりして社長さんは人材派遣会社に延長してくれるように言ってくると言ってくれたがTさんは年齢の事だからとそのままにして下さいとお断りしたとのことだった。守衛とはいえTさんはD社内で皆さんと顔なじみになり、多くの職員に慕われていた。早朝出勤の人とか仕事が遅くなって疲れた人には自前で買っておく美味しいコーヒーを入れてやったり女性職員の悩みを色々聞いてあげたりしていて大変な人気者だっただけに、Tさんがいなくなった後どうしたらいいか分からずうつ病になりそうだという人もいるみたいだ。 Tさんは昭和19年生まれでまだ誕生日前なので77才である。年齢的には十分かも知れないがしっかりしていてまだまだ数年は働けそうである。今は辞める前に今度新しく入ってくる65歳の人に申し送り教育をしているが10才以上若い人だがもの分かりはあまりよくないみたいで新人教育も大変らしい。月曜から金曜までの勤務で給料は10万以下で生活の足しにはなるがお金のために勤めているのではないと言っていた。D社ビルに行ってそこに来るお客さんを案内したり社員の方々と触れ合うのが楽しく生き甲斐だと言っていた。 昔なら77才で首は当然で本人も周囲の人も納得だしそんなに深い悲しみに襲われることもなかったが今の時代皆さん長命になり75歳過ぎてもまだまだしっかりしていて何か社会に関わっていたいと思う人も増えてきた。 Tさんは今後について「入院している奥さんのリモート面会その他悠々自適に暮らしますよ」と言っているがどこか寂しそうだった。入社する新人が立派に育ってくれることを願っていたがその人の素質とか事情もあり、今後どれだけ勤めてくれるか心配もしていた。Tさんの今後に幸あれと祈っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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