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テーマ:指導者の心得(10)
カテゴリ:宗教
今朝6時35分からの教育テレビ「心の時代」(問われる宗教とカルト)1時間番組を観た。
1)カルト問題における家族 2)諸宗教と女性の力、に分けて仏教者、キリスト教者、イスラム研究者などが解説してくれた。 キリスト教旧約聖書におけるアダムとイブの話ではイブはアダムの肋骨から作られたとされており、二人はエデンの園で楽しく仲良く暮らしていたが神からその園の中心にある木に実った果物は食べてはいけないと言われていた。ところがイブが蛇にそそのかされてそこで実ったリンゴを食べてしまった。そこで初めて羞恥心が生まれ二人は陰部を隠したり服を着るようになったとされている。また神との約束を破ったためエデンの園から追放されてしまったとされている。 統一教会ではイブがリンゴを食べたのでなく堕天使ルーシェルと不倫を犯し人間が悪に染まってしまった。キリスト教ではイエスキリストが救世主として現れるが統一教会では再臨王として創始者文鮮明が現れたとしている。イブがアダムの肋骨から造られたところは同じなので人間の元は男のアダムで女のイブは従とされている。キリスト教でもイスラムでも女性蔑視、女性を低く見る教義が多くキリスト教の魔女裁判とかイスラムの女はヴェールをかぶらなければならないなどがあり、男性優位社会が作られてきた。神道や仏教でも男尊女卑の教えがあったが日本の仏教の宗派によっては「男女嫌うべからず」と男女同権を高らかに謳っている教派もある。 統一教会では韓国がアダムの国で日本はイブの国である。だから日本は韓国に尽くさなければならないとして日本の信者は献金して韓国に送るシステムになっていた。韓国の信者数は日本の半分くらいで日本のように大金を献金するようなことはない。創始者文鮮明は合同結婚式などを通じて悪に染まってしまった人間を純で清らかな人間に戻す任務をもっているとのことだった。 信仰心のある親は献金して先祖を救い、自分も悪から抜け出せると信じていたが、そのような信仰心のない子供は不当な献金や韓国への送金に不信感を抱く。宗教2世はやり場のない気持ちになり不幸感を持って生活してきた。信教は自由で誰からも強制されたり辞めさせたりできないものだということを今の人達は認識しているだけに信仰のことで親と対立するケースが多くなってきた。 宗教社会学が専門の北大教授の櫻井義秀さんは社会は常に変化し流れている。宗教指導者はそのことをしっかり認識して指導するべきだ。宗教は一つ間違えれば差別、排除、闘争につながり易い。社会とつながりながら正しく発展していくべきものではないかと述べていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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