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テーマ:少子化について(97)
カテゴリ:政治
お金持ちの家に生まれて何でも買ってもらい自分の好きなように生きた人生だが妻寿衛や酒屋の番頭の息子、東大の研究仲間等に恵まれてついには念願の牧野日本植物図鑑を完成して95歳で亡くなった幸せの人生だったと思う。「雑草というものはない、皆個性があって尊い」という信条で生きてきた。 「植物知識」という本のあとがきに「私は草木に愛を持つことによって人間愛を養うことが出来ると確信して疑わないものである。もしも私が日蓮ほどの偉物であったなら、きっと私は草木を本尊とする宗教を樹立して見せることが出来ると思っている」と記しており一つ一つの植物に限りない愛情を注いでいたことがうかがえる。しかし生活能力は低く妻寿衛はじめ周りの人達に支えられながら生きてきたようだ。寿衛との間に子供は13人生まれ7人が成人になったとのことだが子育ては全て寿衛任せであった。当時と今では乳幼児死亡率も違うし子供に対する考え方も違い、避妊法もあまり普及していなかったと思われるが図鑑の自費出版などにお金を使い極めて貧しい家庭の中で次から次に生まれる子供の世話は大変だったと思われるが寿衛は夫の生活費を稼ぐことと子育ての両方に奮闘した。 現在少子化が問題になっており、児童手当とか育休制度など生まれてからの援護体制の充実が少子化対策のメインになっているが実際は生まれることが少なくなっておりそこを何とかしなければ少子化は解決できないと思う。まず結婚する人が減っている。その対策は何もなされていない。結婚後も子供を産まないと決めている夫婦もあれば、二人以下と決めている夫婦もある。お金を出すから子供を産んでくださいといっても計画出産ができる現在では自分達の生活第一で子供は二の次になってしまっている。文明が進んだ国は大体同じような傾向でアフリカなど後進国では子供はどんどん生まれている。それは牧野富太郎の時代のように自然に任せているからだと思う。これでは文明が進んだ国は滅びて後進国だけが栄える世界になってしまう。 少子化対策はまず結婚を促進し、子供に対する考え方を変える必要がある。そのための教育こそ少子化対策の基本だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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