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テーマ:日本シリーズ(119)
カテゴリ:スポーツ
昨日の日本シリーズ第一戦は日本一の投手山本を打ち砕いて阪神が8対ゼロで勝った。戦前の予想では恐らく世界一かも知れない絶対的エース山本から1点取るのは難しく、阪神の村上は昨年まで一勝もできなかった投手でこのような大舞台で力が発揮できるかは未知数で山本に軍配が上がるだろうとみられていた。ところが逆の結果になってしまった。阪神岡田監督のしたたかな采配が功を奏したのかもしれないし、オリックスの主砲杉本の欠場も大きかったかもしれないが、第1戦では総力で阪神が優っていたのだと思う。よく第2戦を勝った方が優勝するとも言われているが、阪神が山本を倒して第1戦を勝ったことはそのジンクスをも超えるほどの快挙である。
いずれにしても今夜の第2戦の結果が大きな意味を持つと思われる。そのようなジンクスを覆したのが昨年のヤクルト対オリックスの日本シリーズだ。昨年10月23日から30日まで7戦が行われ今年と違って寒い、寒いシリーズだった。第1戦はヤクルトが5対3で勝ち、2戦は3対3で引き分け、3戦は7対1でヤクルトが勝ち3戦まではヤクルトの圧勝でほぼヤクルトが優勝するのではないかと思われた。ところが第4戦でオリックスが1対ゼロで勝った。それから流れがオリックスに回り、5戦が6/4,6戦が3/0,7戦が5/4でオリックスが4勝2敗1引き分けで日本一に輝いた。オリックスの底力に逆転負けしてヤクルトの高津監督は泣いていた。かならずこの雪辱を果たすと臨んだ今シーズンは辛うじて最下位を免れた5位で日本シリーズはずっと遠い所に行ってしまった。 阪神は第1戦に大勝し、今夜の第2戦に勝つようなことになっても決して油断してはならない。昨年のヤクルトと同じ運命にならないように、3戦以後も気を引き締めて戦うべきである。 26日(木曜日)にドラフト会議が行われた。指名された選手は喜びの涙にくれていたが、指名に漏れた何千、何万という選手の気持ちを思うと胸が苦しくなった。プロ野球選手を夢見て朝早くから夜遅くまで夢中で練習してきたがその夢は破れてしまったのだ。これから新しい目標を掲げて一般社会人として頑張っていくことになるが、かってプロ野球選手を夢見て死に物狂いで努力してきたことは、心の奥にしまい、ひそかな誇りにして頑張ってもらいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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