2883751 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

今が生死

今が生死

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2023.11.03
XML
カテゴリ:先端技術

この本は先月蓄膿の手術で1週間入院した時3冊読んだ本の内の一冊である。
人間の性格や行動はどのようにして決まるのか?その答えは遺伝と環境によって決まる。遺伝子が行動に影響を与えることは多くの研究で証明されているが、どの遺伝子がどの行動に影響を与えているかについてはまだ詳しく解明されていない。知能と遺伝の関係性も分かっているが、一つの遺伝子でなくいくつもの遺伝子が関係しており、それに環境や経験が加わって知能が形成されているものと思われる。
プレイリーハタネズミは一夫一婦制でつがいになると一生を添い遂げるがこのネズミにオキシトシンとバソプレッシンという神経伝達物質の働きを阻害する化学物質を投与すると夫と妻の絆は壊れてしまう。
逆にオキシトシンとバソプレッシンの働きを促進する物質を投与すると夫と妻の絆は強くなり、性行動の無い場合でも夫と妻の関係は親密になる。オキシトシンが信頼を強め信頼に応える行為を強めることは分かってきた。オキシトシンの分泌に関係する遺伝子タイプも解明されつつある。
今は数万円で自分の遺伝情報(ゲノム)を検査してくれる会社があり、自分はどういう病気にかかりやすいのかなどを検査してくれる。前立腺がんやアルツハイマー病にどのくらいの割合でなるかなども教えてくれる。今や個人個人が病気や性格、適職診断、結婚相手との相性診断なども遺伝子検査で可能になりつつあるので、遺伝子検査の活用についての知識を深めておく必要があるだろう。

というのが大まかな内容であったが、「こころは遺伝子でどこまで決まるのか」の回答は心と関係ある遺伝子は一個ではなくいくつもの遺伝子が関係しており、環境の影響もある。今その方面の研究は急速に進歩しており、今後心と遺伝子の関係はもっともっと明らかになっていくと思われる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.11.03 21:55:05
コメント(7) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X