|
カテゴリ:リハビリテーション
林による脳低温療法、ジム・オルズ/ピーター・ミルナーによる報酬系の両者の研究を合わせると、快情動を発現させる何等かの刺激入力、すなわち臥床状態においても快適効果が得られる環境設定があれば、報酬関連物質として、エンドルフィンなどが放出され、自己治癒力から神経回路の再形成、ドーパミンA10神経系に関与し、情動の発現・意識覚醒の手掛かりになるのではないかと考える。またスヌーズレンのように持続的に感覚刺激が入力される環境も設定できれば、より意識の再覚醒につながりやすくなるのではないかと考える。 林によれば、意識障害と心の障害を治すためには、ドーパミンA10神経群に関係するモジュレーター・ニューロンの機能回復を図ることが重要であると述べていることから、この領域における脳血流改善効果が得られる先行研究を基に、リハビリテーション室における機器の使用方法や、簡易的に設定が可能な器具についても紹介してみたい。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.18 06:23:29
コメント(0) | コメントを書く
[リハビリテーション] カテゴリの最新記事
|