『発狂しそうな毎日から逃避するためエグい山行がやりたくなった。8/1頃から山中3~4泊ぐらいで、南アルプス南部(聖、赤石、荒川あたり)を縦走することを企ててる。一緒にやけくそになりたい奴がいたら返事をくれ。』
というメールに答えて、始まったエグイ山行の最終日。
午前3時起床。
今朝も満天の星空を見ながらテントの撤収。
確かに疲れてはいるが、今日で山行が終わりかと思うとなんとなく名残惜しい気がする。
ふと、ラジオから聞き慣れた曲が流れてくる。
高石ともやの歌声だ。
実は私も相棒のHも昔からザ・ナターシャーセブンのファンだ。
最終日の朝にラジオから聞こえてくるなんて何か巡り合わせのようなものを感じる。
4:50 聖平小屋サイト場発
薊畑分岐までは少し登るがそこからは、ひたすら下るのみ。
かなり急勾配の下りである。
途中、反対に登ってくる人と何人かすれ違ったが皆辛そうだった。
道はいつしか苔の原生林に入っていく。
相棒のHは足が痛いらしく相変わらず「痛っ!うっ!」などと呻きながら歩いている。
自らが望んだエグイ山行を思う存分堪能している様子である。
11:30聖光小屋着
ここまでは車が入るので、ここで今回の山行は終了となった。
ここで問題がひとつ。
我々にはここから車を停めた場所まで戻る術がなかった。
計画段階では「何とかなるやろ~」と軽く考えていた。
小屋の管理人に尋ねると最寄りの駅までタクシーで1万5000円くらいかかるとのこと。
「高っ~!」
それにタクシー会社に電話できるところまであと3、4時間歩かないといけないらしい。
まさにエグイことになってきたと思っていたところに、ここに車を停めて山へ登っていたおじさんが下りてきた。
「飛んで火にいる夏の虫」
ちょっと違うな、「棚からぼた餅」「地獄で仏」
乗っけて欲しいビーム発射!!!!
命中。
仏のおじさま「飯田まで乗せてやろうか?」
私(白々しく)「ほんとうですか~♪」
・・・ということで飯田までまんまと車に乗っけてもらった我々は一度我家へ戻り、別の車で軽トラをとりに戻ることに成功し無事今回の山行を終了することができたのである。
女子大生パーティは絶滅か?ジョイピニストと女医ピニストとの出逢いは?
次回へ続く・・・わけないやろ!!!
田舎暮らし応援倶楽部