カテゴリ:10候
今朝、ラジオを聞いていたら、気象庁は、各地の気温や降水量の平均的な値を示す「平年値」を、今年5月、10年ぶりに更新するのだそうだ。
気温は各地で上昇しているほか、相次いだ豪雨災害を反映し、降水量が10パーセント程度、増えるところもあるんだって。以下、受け売り情報。 「平年値」は、気温や降水量といった、その時々の気象や「冷夏」や「暖冬」といった天候を評価するための過去30年間の平均的な値で、気象庁が10年に一度、見直している。 今年が更新の年にあたり、1991年から去年までのデータで計算し直した値が公表されたが、2010年までのこれまでの平年値と比べ、年間の平均気温は各地で高くなっている。 地域別では東日本で0.4度、北日本と西日本で0.3度、沖縄・奄美で0.2度それぞれ上昇している。 地点別でみると、宇都宮市と水戸市で0.5度、東京の都心、名古屋市、仙台市、高松市、佐賀市などで0.4度それぞれ高くなり、サクラの開花も全国のほとんどの地点で、1日から2日、早くなっている。 また降水量は、毎年のように相次いだ豪雨災害を反映して増加したところが多く、10パーセント前後増えたのは、夏は北日本と西日本の日本海側、秋は東日本と西日本の太平洋側となっている。 冬の降水量はほぼ全国的に増えているものの、暖冬傾向を反映して降雪量は多くの地点で減り、30パーセント以上減少するところもある。 気象庁は「平均気温の上昇の背景には地球温暖化の進展のほか、地点によっては都市化によるヒートアイランド現象もあると考えられる」としている。 新しい平年値の運用は5月19日から始まる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月25日 18時55分02秒
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