母の遺品整理を兼ねて実家の押し入れをあれこれ探っていたら、たくさんのヴィンテージ物のウィスキーやブランデーが出てきたことは既に書きました。
その洋酒の方の実態はおおむね把握はできましたが、まだ探り切れていない戸棚があって、そちらの整理を妹が始めたところ、今度は年代物の自家製梅酒の瓶が3種類出てきました。
その3種は、平成元年に漬けたものと翌年の平成2年のもの、そして平成6年に漬けたものでした。ということは25年から30年ほど前のモノということです。
平成元年と平成2年のものは色がとても濃く、これは焼酎の代わりにウィスキーでつけたものとブランデーで漬けたものだと思われる。平成6年のものは比較的色が薄いので、これは焼酎を使っているのだと推測する。
亡父が全く飲まない洋酒(これはすべて頂き物です)を、亡き母が梅酒を作るのに使ったようだ。
すなわちそれはかなり高級なウィスキーやブランデー(今でいえばヴィンテージ物だろう)だったのだと思われる。
贅沢なことをしたものだ、というか、もう無謀といってもいいくらいのことだったのだろう。
そんな破天荒なことを平気でやってしまう豪快な母の遺産ともいうべき梅酒なのです。
夏になれば氷を入れてソーダ割りにして少しずつ飲もうと思っているのです。