門外漢のねごとたわごとひとりごと

旧い旧いもちろんモノクロの映画を見た。それは『HighNoon（真昼の決闘）』1952年制作・公開された作品です。
アカデミー賞主演男優賞を取った保安官役のゲーリー・クーパーと後にモナコ公国の王妃になったグレース・ケリーが主演の西部劇です。

映画の内容やあらすじには触れませんが、わたしはこの映画を何回くらい見ただろうか？

もちろんリアルタイムであるわけはない。すべてビデオか録画の取り置きで観ているのですが、この映画の劇中の進行時間が実際の時間進行とリンクさせているのだそうで、アメリカでの最初の封切りの時間はこの映画の劇中スタートの時間に合わせて映写したというはなしを聞いている。

この映画には悪役が4人出てきて、結果的にはやられてしまうのですが、その悪役のひとりを演じている俳優さんが、後年に渋くて存在感のある役者になられて、わたしが好きになる　”リー・ヴァン・クリーフ”　なのです。

彼がとっても若く、まだ俳優駆け出しのころの出演作だと思われます。

そんな彼の姿を見るだけでも嬉しくなってしまいます。残念ながら1989年に亡くなっています。

もうひとり、とっても若い日の　”グレース・ケリー”　を観ることができる。とても美しく清楚な女優さんでした。

私だけが思うところかもしれませんが、この映画はいま観てもふしぎに70年ほども前の古臭さは感じないのです。