カテゴリ:社会観察関連
現役時代に私と同年配の仕事仲間で友人でもあった人がいた。残念ながらその人は既に故人となってしまっている。テレビである映像を観て、その人のことを思い出した。
その彼は京都の美山(かやぶきの里=環境風致地区)に茅葺民家のセカンドハウスを持っていて、毎週末には家族そろってそちらで過ごすのだと言っていた。 ある時彼がわたしに「美山で小さな茅葺民家が安くで売りに出ているけど、どうですか? ただし快適に住むには少々手を入れないといけないけどね」と言ってきた。つまり美山にセカンドハウスを持たないか? というお誘いであったのです。価格的には手の届かないものではなかった。 美山と言えば京都でも山の中の山村といった風情で、風光明媚なところで芸術的文化的志向の持ち主が何人も住んでいらっしゃるいうのはよく言われている。でも私はそこへ一度も行ったことはない。 ”かやぶきの里『美山』にセカンドハウスを持つ” というのは魅力的な提案であって、ほんの一瞬気持ちが揺れ動いたことを思い出した。 しかし常日ごろから美山へ通うとなると、どうしても車が必要になるだろう。その時点で私は運転免許は持っていてけれど、車を持っていなかったし、車を運転するということにあまり興味がなかったということもあって、すぐに美山セカンドハウスの件は諦めてしまっていた。 あの時にその一歩を踏み出していたなら、以後の生活はやはり大きく変わったかもしれない。美山で年に2回ほど行われる、一帯に40か所ほどもある放水口や放水銃による ”放水訓練(もちろん茅葺住居ですから防火訓練として)” の圧倒的な映像を観て、そんな何十年もむかしのことを思い出していました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.10.25 13:02:20
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