カテゴリ:歴史関連
わたしたちくらいそこそこ年配者は『世界四大文明』と習ってきたと思うが、これは中国と日本だけが言いはじめてきたことのようです。
もちろんその『四大文明』とは、エジプト文明(ナイル川流域)・メソポタミア文明(チグリス・ユーフラテス川流域)・インダス文明(インダス川流域)・中国文明(黄河流域)であることは言うまでもない。『四大河文明』ともいわれていたし、そのように教わってきたのです。 しかしそもそもこの『世界四大文明』という概念は、中国と我が国日本だけが言うところの、極めて限定的なものだったということを知った。したがって世界にはこの概念は全く通用しないのだそうである。 では世界ではどうなのだろうか? アメリカの政治学者で歴史学者のサミュエル・P・ハンティントンさん(故人)が、国際政治学の著書『文明の衝突』(1996年刊行)の中で提唱してきたことが定着して、世界標準になっているようですが、それが『世界八大文明』という概念です。 その彼が言う『世界八大文明』とは、中華文明・ヒンドゥー文明・東方正教会文明・西欧文明・ラテンアメリカ文明・アフリカ文明それに日本文明の八文明です。 中華文明とヒンドゥー文明の起源は古いのですが、日本文明はそれらに次いで古く、中華文明から派生して成立した文明圏だとされている。 日本の文化や言語は世界のどこのモノとも異なり、独自性が明確なものだと言っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.11.26 00:50:06
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