カテゴリ:旅行関連
坂の多い街リスボン、その市内を巡る小さな『トラン(いわゆる市電である)』が狭い路地もものともせず行き交っている。 そんな中で観光客にたいへん人気の『28E』というトランがある。 この『28E』の始発停留所が、わたしの宿泊したホテルのすぐそばにあり、窓から見下ろすとすぐそこに見える。 この『28E』は市内を1周する路線ですから、これに乗ると自ずとリスボン市内を一巡できるのですが、ちょうど半周したところで、一旦終点ということになって下車しなければならない。そして乗り換えて残りの半周を行くということになるのです。 人気のこのトランの始発停留所を見ていると、早朝はとうぜん人はあまりいないのですが、時間とともに徐々に増えて来て、朝の8時から9時ころには、観光客でもう長蛇の列ができているのです。 このトランは小さなもので、車内の座席数はほんの25~6席しかなく、それ以外の人は立ち乗りということになるが、それが超満員という状況になるのです。 地元の人にとっては、生活の必需交通手段だろうと思われるので、おそらく大迷惑なことだろう。 リスボンのトランは小さくて、その台車も一つしかない。だから小回りが利いて狭い曲がりくねった路地のような道も縫うように通っている。 そんなレールの敷かれた道にも車も通るし歩行者もいる。その歩行者たちはトランがやってくると、路地の石壁にへばりついてトランの通過を凌いでいるのです。 女性の運転手さんもたくさんいて、ひょっとしたらリスボンの女性の憧れの職業だったりするのかしら? なんて想像をしていたのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.07.17 00:10:10
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