門外漢のねごとたわごとひとりごと

そんな中で印象的だったのが、パリ最終日のチェックアウトの時にフロントに居た男性の方。
私たち夫婦が旅立ち準備を済ませてスーツケースも持って降りてきて、ロビーラウンジで友人夫妻が下りてくるのを待っている時に、その受付の小太りの男性が話しかけてきた。
もちろん最初はフランス語で、のちに英語混ざりで、でも悲しいかな私たちにはなかなか通じない。

こちらも使い辛かったポケトークを使ったり、彼はパソコンの翻訳機能を駆使して話しかけてくる。

そして彼が言いたい内容は「私には日本に仲の良い友達がいる。その友達はSUMO（大相撲）のTOTINOSIN（栃ノ心）だ」「その他にも空手家の友達もいる」と言っているのです。

そこで私は「栃ノ心はもう引退しましたよ」つまりリタイアしましたよと言うと、それは知っていたようでした。「これからはSUMOのコーチ（親方）になるのではないですか？」　と言っておきました。

そんな話をしているうちに迎えのタクシーが到着したので、別れ際に「あなたも日本へ是非来てください、大いに　”WELLCOME”　です！」というと、すごく喜んでくれて握手をするなり抱き付いてきてくれました。

そんなほんの数分間だけですが、ちょっとだけ心温まるひと時だったのです。