カテゴリ:その他芸術関連
典型的な京町家が特別な手を加えられることなく、そのままを作品展示空間として利用している『楽空間 祇をん小西』というギャラリーを教えてもらった。
京都四条通りから花見小路を南へ下った右側にそれはある。 元は『小西菊』というお茶屋だったらしく、その歴史を聞いてみると、阪神大震災で修繕が必要となり、『楽空間 祇をん小西』として開廊したのだという。 和の空間を意識して、畳の上での展示というギャラリーらしくないコンセプトで、作品を生かしそれを楽しむ空間を創出することを目指しているとのこと。 すると自ずとこのギャラリーで展示する作品のジャンルも限られてくるというものです。 今回私が観た展示作品は、『元永紅子 ジュエリー』となっていて、シルバー素材のリングやネックレスやピアスなどをはじめ、お茶席でお茶菓子をいただくときに使う小さなナイフ状のモノ(なんというものかは知らない)など、すべてオリジナルの1点ものの作品でした。 この元永紅子さんは画家で絵本作家でもある元永定正さんの娘さんらしい。 この『祇をん小西』が言うには、「当ギャラリーが企画した展覧会にお客様をお迎えし、作家と作品との出会いを作るということは、お茶屋が部屋を設えて芸妓・舞子・料理を手配して、楽しく遊んで頂くこととよく似ていると感じます」と言っている。 この言葉から、この『楽空間 祇をん小西』のコンセプトが良く読み取れるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.18 13:21:21
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