門外漢のねごとたわごとひとりごと

1年半ほど前に、女流囲碁名人の藤沢里菜さんと女流棋聖の仲邑菫さんの名人戦対局があった時に、わたしは「この二人の対局がいずれ近い将来に見られるだろうし、今後も何10局と見られるだろうことを楽しみにしていたら、早くもその対局が実現した」なんていうことを書きました。

ところがどうもここへ来てその様相が違ってきて、今後何10局と見られるはずのことが当面無くなってしまいそうなのです。
というのはもう報道でご存じだと思いますが、仲邑菫女流棋聖が来年3月に韓国棋院に移籍するという事です。「自分をより厳しい状況において、上を目指すため」という事のようです。

確かにここのところ10年以上、女流囲碁界は中国と韓国に席巻されていて、日本の女流囲碁界は後塵を拝している。
そんな状況を跳ね返すべくと言うよりは、自分の実力をしっかりとより高いレベルを目指す、いわば　”武者修行”　に赴くという事なんだろう。

いまだたったの14歳の幼き少女が、えらくしっかりとした考え方を持っていることに驚くと同時に、日本国内で彼女の対局が観られないのが、本当に残念なことではあるのです。

韓国棋院でも頂点を目指して、是非とも乗り越えてほしい。いい結果を残してほしいと願っているのです。