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160分ほどの長尺のドキュメンタリー映画を観た。 『モリコーネ 映画が恋した音楽家』というタイトル。2020年に91歳で亡くなったイタリアの音楽家『エンニオ・モリコーネ』のインタビューを中心に、5年間の取材期間を掛けてジュゼッペ・トルナトーレが監督したドキュメンタリー映画です。 とても長い映画なので、すべてをしっかりと観ることができるのだろうか? なんて思って見始めたのですが、そんな思惑はどこかに吹き飛んでしまって、ぐいぐい引き込まれてしまい気が付けば160分が経過していました。 『エンニオ・モリコーネ』と言えば、我々は反射的にクリント・イーストウッド主演の『荒野の用心棒』をはじめとするマカロニ・ウェスタンの音楽を思い出します。それくらい印象的だったのです。 彼は生涯、映画音楽やテレビドラマも含めて500作品の音楽を担当してきたようです。 彼はその映画の中のコメントで「わたしの代表作品が『荒野の用心棒』と言われるのは心外である」というようなことを言っている、「ほかにもっといい作品はたくさんあるのに…」と。 この映画が2時間40分ほどの長尺なのに、まったくダレルことなく最後まで引き込まれるように観ることができたのは、彼が携わったたくさんの映画のシーンや俳優やミュージシャンたちのコメントが、もう矢継ぎ早にたたみ掛けるように展開されて、こちらを暇にさせてくれない展開だったから。 登場人物などは細かく書きませんが、だれもが知っている有名人ばかりです。 彼は映画音楽は早くにもう止めようとしていたみたいですが、映画のほうから恋されて放してもらえなかったという展開になっています。 このドキュメンタリーを観て、『エンニオ・モリコーネ』という音楽家の偉大さ、クラシックの巨匠たちの仲間入りをしても、まったく遜色のない存在だと思えてきた。 素晴らしいドキュメンタリー映画だった! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.27 16:28:09
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