カテゴリ:映画関連
50数年前、”ルーブル美術館に飾るべき” と最大限に評された美少年が居た。
その名は『ビョルン・アンドレセン』、スウェーデンの俳優で歌手(とは言っても歌なんかは聴いたことがない)の人。 1971年に封切られたダーク・ボガード主演のルキノ・ヴィスコンティ監督映画『ベニスに死す』に登場する美少年の役で、世界的に名が知られることになった。 わたしはこの映画を3回ほど観ている。 ダーク・ボガード扮する主人公の老音楽家がこの少年に魅了されて、虜になりながら死んでゆくといった内容だったと記憶している。 この美少年役をルキノ・ヴィスコンティ監督に見いだされて抜擢されたという事です。 確かにどこから観てもとても信じられないくらい美しい少年だった。 この美少年がルネサンス時期にイタリア・トスカーナ辺りに居たら、必ずと言っていいほどレオナルド・ダ・ヴィンチの目に留まり、畢生の名作が誕生したことだろうと想像する。 そんな美少年がその後どうなっているのだろう。当然のことながら半世紀以上が経過しているわけですから、70歳近くになっている。 わたしは観ていないが、2019年に世界中でヒットしたといわれている『ミッドサマー』という作品に出演。映画の中で、白髪と白髭を長く伸ばして死を迎える気味の悪い老人を演じたのが彼だったようです。 その映画が終わって観客席では次々とどよめきが起こったという。それを演じた役者が、50年前に映画史に残る伝説の美少年を演じた15歳の男の子と同じだったから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.19 00:10:14
コメント(0) | コメントを書く
[映画関連] カテゴリの最新記事
|
|