カテゴリ:書籍関連
この展覧会は間違いなく観に行っているのですが、その印象がほとんどないのです。
2019年に開催された『京都国立近代美術館所蔵 世紀末ウィーンのグラフィック―デザインそして生活の刷新にむけて』という副題も入れてやたらに長いタイトルの展覧会でした。 何故その印象がそんなに薄かったのでしょうか? おそらく展示されている作品が小さなものが多くて、かつとてもたくさん展示されていたから、印象そのものが拡散してしまって食傷気味になっていたのだろうと思っている。でもその展覧会の図録は買ってきてある。それは400ページほどもある分厚い図録で、展示されていた作品は、この図録で十分に鑑賞できるのです。 そんなこともあって、展覧会そのものには印象が薄かったのだろう。つまり図録の写真等で十分伝わってくると判断していたのです。 いまこの図録を開いて観ているのですが、よくもこんなにたくさんの小さな作品を展示したものだと、ちょっと感心している。 もちろんグスタフ・クリムトやエゴン・シーレのデッサンなんかもあって、それなりに魅力的だったのではないかと思うのですが、それすらも図録の図版で十分読み取れることにはなっている。 したがってこの分厚い400ページもの図録は、大切にしてじっくり今観ているのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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