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カテゴリ:タミフルとインフルエンザ
安易にタミフルを使用するべきか?飛び降りなどの異常行動なども報告され始めている。 ところが、タミフルは世界中で日本が一番多用していることを皆さんはご存知でしょうか? 確か、他のニュースサイトで見ましたが、一年に世界で7千万人分のタミフルが生産されて、そのうち5千万人分を日本が使った、とのこと。(もし間違っていたら、誰か訂正してください!!)
【正論】医療評論家・水野肇 タミフルの安易な使用はやめよう。というコラムを読みました。医療評論家という肩書きの方ですが、直接薬を処方するお立場の方ではないので、製薬会社との利害関係がないだけ、公平な意見が期待もできるのではと思います。 これによると、日本は世界のタミフル総生産量の、な、なんと7-8割を消費しているのです。 以下、引用文。(医療評論家・水野肇) 今はタミフルの世界の生産量の7~8割を日本で消費している。これは「異常」なことというべきではないか。一連のタミフルをめぐる問題で、重要なことが続出している。ひとつは薬の副作用を調べる研究班がつくられたが、ズサンな調査で学問的に評価に耐えられないもので、しかもそのメンバーにタミフルを生産している中外製薬(実際の開発・生産はスイスのロシュ社)から1000万円も研究費をもらっている教授もいたことが判明している。当の本人は「研究費は研究費、審査や研究は公正だ」といっているが、これが社会に通用するだろうか。先進国の大半では、製薬企業から献金を受ければ、審査機関には参加しないことがルールになっている。引用終わり。
タミフルは、近年問題になっている、鳥型インフルエンザから人間に移って、さらに、人型の新インフルエンザウイルスに変化した場合、すべての人に免疫がないので、大量感染、大量死者が危惧されるがゆえに開発、備蓄を期待されて登場した薬品です。
とても奇妙に感じるのは、その世界的な将来のエピデミック(大流行)の危機感の高まる中、なぜ日本がいま、総生産量の8割もの量を輸入して、日々消費しているのだろうか?ということです。 (日本は抗生物質の過剰使用で、耐性菌を多く作り出してきた事実もあります。いざというときに効かないのも困ります。) 日本で新型インフルエンザが流行し始めているというわけではないのにです!! 特に重症でもない普通のインフルエンザ、あるいはインフルエンザでもない普通の風邪に対してさえ処方されている可能性さえ疑われています。
どうしても、このタミフルというクスリの作用メカニズムとインフルエンザという病気について書かねばならないと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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