Volver
バルセロナを発ち、いよいよ帰国する。バルセロナに住んで3年半。最初の半年間はいやなことばかりだったが、慣れると本当に住みやすい街だった。気候は穏やかで食べ物が美味しい。バルサが極上のサッカーを見せるカンプ・ノウへは家から地下鉄で40分。F1スペインGPが行われるカタロニア・サーキットへは、家の近くの臨時バス乗り場からバスで1時間。スポーツ好きにとってはこの上ない環境だった。思い出を挙げるとキリがないが、すぐに思い出すのは昨年5月17日のスタッド・ド・フランスでのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝バルサvsアーセナル。バルサの欧州制覇を目の前で見られたのは、本当に幸運だった。サンドニで大勢のバルセロニスタと共に喜び、自分もバルセロナ市民であることが実感できた。ここ数日間は、バルセロナで出会った様々な方々にあいさつ。一緒に呑み、語り合った人たちはもちろん、そして毎日行っていた市場の人々にも別れを告げた。特によく話したパン屋の女主人にはケーキをもらい、かなり感激した。人生を変えた最大の出会いもここで生活していた間にあった。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。日本に帰って新たな人生をしっかり歩みたい。さて、帰国後このブログをどうするかは未定です。「in バルセロナ」はおかしいのでタイトルを変えて存続するか、やめようか。帰国後、ゆっくり考えることにします。バルセロナでの最後は、やはりこの言葉で。Visca Barça!Visca Catalunya!(バルサ万歳!カタルーニャ万歳!)