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2006.11.29
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7月 ルビー
象徴熱情・仁愛・威厳
コランダムと呼ばれる鉱物の一種であるルビー。コランダムは宝石の中ではダイヤモンドの次に固い鉱物であり、モース硬度9の宝石です。高い硬度を有することから、時計の軸受け、レコード針などに用いられることも多く、かつては人工的に作られたルビーが、固体レーザー素子として用いられたこともありました。 17世紀、ダイヤの近代的カット技術が生まれるまで宝石の王はサファイア、宝石の女王はルビーと言われていました。
鉱物学的には、主成分はアルミナ=酸化アルミニウムであり、不純物の違いで色が変わり、クロムが不純物で濃い赤色になるものをルビー、濃い赤色以外で特に鉄、チタンが不純物で青色になるものをサファイアと呼びます。また、薄い赤色のものをピンクサファイアと呼びます。
ミャンマー、タイ、カンボジアなどが原産地であり、なかでもミャンマーでは「ピジョン・ブラッド」(ハトの血)と呼ばれる最高級のルビーが採取されます。成分中に金紅石の針状結晶が混ざることによって反射光が星状に見えるものは「スタールビー」と呼ばれ、今現在、最も珍重されているルビーと言えます。






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最終更新日  2006.11.30 10:57:11
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