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テーマ:暮らしを楽しむ(388164)
カテゴリ:my way
私は本を読むとお休み3秒のびた君だった人ですが
東京に引っ越して通勤で1時間弱あることから 最近読書にはまっておりまして 満員電車は今 私にとっての映画館と化しています。 時に涙が溢れ出そうになって眼が熱くなり。。。 おっと!満員電車だったぁ~。。。 と仕方なく本をパタッと閉じて でもそのリアルシーンは私の頭と心の中にあり 身体映画館みたいです☆ そして最近とっても感動した本があります ブログに書かずには居られなくなった ゲド戦記「影との戦い」です。 正直アニメ映画を作った人 凄いことやったもんだと思います。 だって、あの2時間にゲド戦記の世界は 濃厚すぎて全シーンは描けるわけがないのです。 それぐらいゲド戦記はとても壮大なSF小説なのです。 しかもこれが創刊されたときは私が生まれてた 1976年の9月でした。(個人的に嬉しい^^) ゲドは優秀な魔法使い 誰からも一目置かれ、尊敬される。 でも彼は傲慢だった。 その傲慢ゆえに、自分の都合で世界の均衡を乱すような 大きな魔法を唱えてしまい、壮大な闇の影を 地上に生み出してしまう。そして その影にゲドは顔をえぐられ深い傷を負います。 ゲドは自ら生み出した影に恐怖を覚えます。 何時何処で自分を襲ってくるかわからない影の存在。 彼はその恐怖を常に抱きながら、果てしない旅を 続けていきます。 しかし彼はある時から その影を追うようになるのです。。。続く この話を読んで私の場合は 自分のことを本当に客観的に振り返ることが出来ました ここからは私事の体験談なので よければ読んでくださいネ^^ 光と闇を 現実の世界に今でもなんとなく 感じてしまうことはありますが 昔は本当にくっきりとはっきりと感じていました。 やるせなさ、悔しさ、どうしようもなさをその世界に 感じていたときがありました。 でもそれは自分の中の光と闇の戦いだったのだなーって この本を読んでなんだか想うことが出来ました。 ゲドに感謝です。。。 振り返ると 光を求めて何処までも何処までも 前に突き進むしかなかった自分が居ます。 でも光に手が届いたと想ったら 影のような災難が必ずありました。 頑張って頑張って難を逃れてたどり着いた果ては 光輝くことはなかった。 希望は捨てませんでした。でも本当は疲れていたのです。 光を求めるごとに傷を負うような でも、進むごとに強くなっているような 強くなるごとに傷の痛みも大きくなるような そんな感じでした。 そしてある時、果てしなく、何処へ行っても逃げ場のない 塗り壁のような壁に常にぶち当たることになりました。 八方塞、四面楚歌です。 超えようとすればするほど、高く高くその壁は 私を越えさせようとはしなかった。 それでも私は 360度前に進むドアを探しました。 でも見つからなかった。 それが解ると、私は初めて 壁を越えるということに降参をしました。 自分の負けを認めました。 そしてその闇にどっぷり漬かるようになったのです。 居心地が悪いかと想いました。 恐ろしいかと想いました。 恐怖に苛まれるかとおもいました。 私は光がいい。 光を浴びていたい。輝きたい。 光は私の生きる希望だったのです。 そう想っていたはずだった。 でも不思議です。 その恐怖は闇の中に入ると不思議と心地よく、暖かく 小気味良いのです。 闇の中で生まれて初めての体験が起こりました。 闇の中でしか知ることが出来なかったこと 闇だからゆっくりと静かに振り返ることが出来たこと 自分が生きている意味なんかも 真面目に考えちゃったりして でも本当に、腑に落ちて納得できること 芽からうろこな気づきが湧き上がる闇の中でした。 光を求めて壁を乗り越えようと精一杯頑張ってたときには 気が付くことができない沢山のことを 振り返る事が出来ました。 そして私は闇をも愛するようになりました。 闇から出る光もとても気持ちがいい。 落ち込んで闇に入るときも今でもある。 それでも必ず闇は光を私に映し出してくれる。 一日朝と夜があるように 光と闇が私の中にあることは 当たり前のことなんだって思えるようになっていました。 ですから今でも闇に居るときもあれば 太陽の下にいることもあるし どっちも私なんですね。 そしてこういう自分で居られるのも 安心して一緒に居る事が出来る人たちが 身近に居るからだと思っています。 私って幸せ^^ そして、近くに居る皆さんどうもありがとう☆ 皆さん。ゲド戦記を読みましたか? 読んだ方の感想是非聴きたいです! また、読んでない方もよければ読んでみてください^^ 私の身体映画館は引き続きゲド戦記の2巻へ続きます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月31日 09時48分20秒
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