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テーマ:心のかたち、人のかたち(951)
カテゴリ:内なる子ども
僕の謝る理由を教えてあげようか? 僕は仕方がないから謝るんだ。 僕は謝るという本当の意味を知らない。 僕が謝るのは生き延びるため。 母さんのご機嫌と、父さんのご機嫌を取るだけの理由さ。 謝ればこの二人は僕を許すという形で いい子として扱ってくれる。 だから僕は演じるんだ。 心から謝っているように見せかけて 心の奥底ではいつも怒りが湧いてくる。 謝る必要がなくても、謝らないと 僕は生きていけない。 なぜなら、子供だから。 子供はお金を稼げない。 子供は一人で生きていけない。 僕は生きていくために お金を稼げない分だけ 謝るという行為で生き延びるんだ。 良い子を演じれば 両親は僕に痛いことをしないから。 だからぼくは大人になってからも 心から謝ることの意味を知らないのかもしれない。 自分が生き延びるために、いくらでも偽ってきた自分は 偽らないでも、生きていていいことを味わいたいんだ。 そんな僕の心のうちを知らない人はみんな 僕が謝らないことに なんと失礼なヤツだと なんと冷酷なヤツだと なんとわがままなヤツだと 言うのかもしれない。
でも、そういわれても 僕は、もう謝るという事で偽ることに疲れたんだ。 たとえそれが、過去のことで今のことではないと わかっていても、僕の心は置き去りにされていて 悲しいばかりだ。
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Last updated
2007年10月28日 02時02分09秒
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