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テーマ:心の病(7246)
カテゴリ:メンタルヘルス
前回診察日から二週間、これまでは一ヶ月に一度の診察だったけれど、病名変更など大きい動きがあったので、早めの予約受診となった。
この二週間は、それまでほとんどきちんと調べたことのないこの病気について、いきなり専門書にかじりつくという極めて無謀な状態に。 …ただでも読解力落ちてるのに、薬剤名など、どれが何だか(一般の商品名と物質名は違うので)読み替えるだけでも至難の業。 とにかく、それまでのエピソードをきちんと整理して、周期などを見るのが大事らしいということで、エクセルでレポート作成開始したのが診察日前日、というか、日が替わって当日。 これまた無謀。要約能力がないのに、4年分を回顧する暴挙に出て、A4用紙10枚をプリントアウトし終わったのが朝の10時ちょっと前。一時間ほど仮眠して、父の車でクリニックへ出発。 レポートを出した瞬間 「うわー、こりゃすごい(笑)全部読みよったらそれだけであれじゃから、えーと…」 「あ、ざっとでいいです。質問は最後にまとめてますので…。」 話は結構専門的、門外漢がうろ覚えで書くのも心配なので詳細は控えるが、ドクター曰く、 「99.9%、と言っては傲慢かも知れんけど、まず間違いなく前の診断名じゃないと思います。やっぱり元々その病気じゃ言うて紹介されて来とられるから(転院している)、その枠で見ようとしてしもうとったとこもあって。例外的なもんかなぁと思うたりもしたんじゃけど。」 「あの、何が決め手なんでしょう。」 「(レポートを指差し)そりゃ、これじゃろ(笑)。いや、まぁ、やっぱり文字のこともあるし、文章もしっかりされとるし。表までこしらえる、このエネルギーを見るとね。」 「元は事務屋ですし、文学部ですし…。そんなことがこんな大事になるとはまるっきり思ってなかったんですが…。」 「絵画療法の担当をしたことがあるけど、病気によって描く絵が全然違うたりするんよ。まぁそういうところとも関係あるかな。」 あとは薬の話など。今度の診断で変更になった病気の治療に使われている薬は主に3種類なのだが、薬物療法に関する専門書によれば、私のような診断変更の例もあって、その場合はこの薬が第一選択、となっているものを希望してみる。副作用等も相対的に比較しての決断だが、ひとつ気になることが。 「今のところなんのあてもないんですけど、妊娠の希望がまるでないわけでもないんですが…。」 「うーん、その方面に関してはこの薬が一番駄目なんじゃけどな…。」 「やっぱりそうですか…。母なんかは、とりあえず徐々に今までの薬からシフトして、最終的には薬なしの状態になって、昔は飲んでましたが、くらいになってから相手を探したいのが本音みたいで…。」 「あー、そりゃ悪いけど大分先になるよ。」 「ですよねぇ…。うーん、でもそれを除けばこの薬がいいような…。」 「まぁ量も少ないし、ひとまずこれで始めてみて、その時はその時で考えよ。」 移行期なので、今までの処方に加えて新しい薬を飲む形になる。どうなることやら。 他にもいろいろ話して、結局一時間くらい話していた様子。診察時間は比較的短いところなのだけど、やはり分岐点なので慎重に、ということか。 というわけで、また二週間後の予約。 診断がほぼ確定ということで、単細胞な両親は目に見えて浮かれているが、私としては意外と複雑な気分だ。 アイデンティティというか、現実の認識というか、いろいろな面で戸惑いがある。 治療の結果、元の病気が軽快したというのではなく、そもそもが別の病気。 これはこれで難しい病気ではあるけれど、どこかで「今まで私は何と闘っていたのか」というような脱力感もあったり。闘うことに酔っていたのかな、と自己嫌悪に陥ったり。 …いかん、またドツボにはまる。 診察日作成のお間抜けなお料理挑戦記録外伝を披露しておきます。 父のアジトと化している別宅には、私が以前一人暮らしで買い溜めて放置している賞味期限切れの乾物類と、生で食べられる食材しかなくて、最初レタスときゅうりに塩を振っただけのサラダを父が作ったのだけど、いくらなんでも、と味噌汁製作。買い物に出るパワーは睡眠一時間では出ず、具が麩と乾燥あさつきしかない、と思っていたら父が「レタス入れりゃええが」。 …あんた偏食の癖に、食べられんでも知らんで、と思いつつ、サラダから一部拝借して投入。 しかし意外と麺と汁好きの父には好評。私も特に違和感感じず。 あとはバナナ。なんか、志村どうぶつ園の「飼ってみよう」みたいになってるな(汗) DSMー4ーTR精神疾患の分類と診断の手引新訂版 ↑一つ訂正。前回品切れになってたのは旧版のものだったらしく、新訂版は在庫ありでした。 ドクターに前回「これ普通に売ってますか」と訊いたので、今回「これ買った?」と訊かれてしまった。「いや~立ち読みで…」と言ったら「ま、専門書じゃからね~」って、更に訳わからん専門書に大枚はたいてますけど、何か? しかしドクターが持ってたのと表紙の色が違うんだけど(出版社のホームページで大分前の版まで遡ってもその色のは見当たらず)、あれはドクター仕様なのか? これ、やっぱり欲しいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.15 09:32:53
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