冷たい頬 SPITZ
スピッツの中で一番のお気に入りは「冷たい頬」。何故?と聞かれてもはっきりとした答えはでないけれど、でもいつもなんとなく口ずさんでしまう…からだろうか。ちょっぴり切なさの効いたメロディーと歌詞がお気に入り。スピッツの歌詞は、やや難解である。じっくり考えても分からないものも多い。けれど、わかると、「あ~なるほど!」と納得してしまう。「冷たい頬」の最後の方で、さよなら僕の 可愛いシロツメクサと 手帳の隅で眠り続けるストーリーとある。「可愛いシロツメクサ」。全く意味が分からなかったけれど、ようやく理解できた。シロツメクサを英語で何て言うかご存知だろうか。正解は、『clover』。clover → c-lover → シー-lover → she-loverそう、『彼女は恋人』という意味が込められているのである。つまり、あの歌詞は恋人との別れを示唆していることになる。こうした謎かけめいた歌詞は難しいけれど、面白い。でもスピッツが支持される理由は、懐かしいけど新しいと感じるメロディーと、率直で可愛い歌詞にあると思う。まだまだ、とどまることを知らない彼等。今までも、そしてこれからも私たちを楽しませてくれるだろう。