あちこちへご報告
午前中は高校と塾へ、午後は母の実家にそれぞれご報告に行って参りました。高校は担任の先生にはお会いできなかったが、部活の顧問の先生はいらっしゃったので、「かくかくしかじかで、もう一年勉強します」とお話しした。先生は「この一年勉強して、現役の時よりも実力が上がったのならもう一年もつかもしれないが、もし下がったのなら受かったところに行ったほうがいい。」と言ってくださった。「お前はほんと、いつもはらはらさせるよな~」ともw部室には顔を出さなかったが、「今週の土日の個人・団体戦にむけて、練習に励んでいるよ~」とのことだ。部活に励んでいた頃のことを思い出す…私は百人一首部に所属していた。百人一首と聞くと、坊主めくりや正月に親戚一同集まって輪になってとるカルタのことを思い浮かべると思うのだが、この部活はそのどちらでもない。「畳の上の格闘技」という異名を持つ、競技カルタのことなのだ。一対一で行い、百枚の札のうち50枚を取り出し、さらにそれを25枚ずつにわけ、それぞれの陣に並べる。それから15分間暗記時間が与えられ、相手陣と自陣の札の位置を覚える。相手陣の札を取れば、自陣の札を一枚相手に送ることができ、自陣の札を取れば、その分一枚持ち札が減る。また、お手つきをした場合は相手から一枚札を送られてしまう。このように試合は進行し、自分の持ち札が先になくなったほうが勝ちとなる。0,1秒をも争い、いかに相手より先に札をはねるか。畳の格闘技と呼ばれる所以はここにある。文化部だと甘くみると痛い目を見る。というのも、札の位置を覚える暗記力・読まれる札を聞く集中力・1試合約1時間以上も続く試合に耐える体力などが必要となるからである。運動部となんら変わりはない。まさにスポーツ。本当に楽しかった。むきになって部活に打ち込んでいた。私が高3の時、全国高等学校カルタ選手権に出場でき、団体戦では優勝することができた。私は主戦力からは外れていたが、それでも1試合はださせてもらえたし、よき思い出となった。大学に入った後も続けようとは思っていないが、でもまた機会があったらやりたいなと思う。大学に入ったなら、全く別の新しいことを始めてみたい。お正月にカルタ名人・クィーン戦をテレビで中継しているので、興味のある方は是非ご覧になってみてください。試合が始まる前に、ルールの説明等もしていたような気が…私の家はBSは入らないので見たことがないのですが…想像を絶する凄まじさに、きっと驚くことでしょう。