三田のいのしし　見て歩き日記

家庭菜園の作り手も様々な気持でいる。

この頃雨が良く降るので、秋冬物の種まき、苗の植え付けがなかなか順調にすすまない。

雨や地面の湿り具合を確かめながら土作りを進めているが、お借りしている三田市大原の家庭菜園は、3つあってその内の隣上の畑には地主さんと畑を半分半分に分けて作っているDさんがいらっしゃいます。

こんな丁寧な言葉を用いるのも、お年が９０歳近い８０台のご夫婦でとてもお元気です。
平素あまり立ち話を重ねては仕事にならないから、極力抑えているが昨日は久しぶりにお話させて頂きました。

Dさんのお話によりますと；
ご一族は、大体６０台か７０台の前半になくなられて、いまやDさんの一人が残っているのみらしい。しかも８０歳台後半ですこぶる健康に見えます。
この三田市へ居を写す前は尼崎にお住まいで、大阪へお勤めで、すべて往復を自転車で済ませた。
お酒大好き人間ながら、ほぼご自宅へ帰られて飲むことを原則としていたとの事。
三田へ移ってからも自宅と三田JR駅の間は自転車、また、現地と駅の間も自転車で通勤されたそうだ。

その上、こうして家庭菜園をご夫婦で楽しむ生活を長く続けていることが、Dさんの親やご兄弟の中で１人生き残り、９０歳近くまで元気で折れる秘訣かなあ・・・と述懐しておられた

お顔を見せて頂いても本当にいい顔色なので会話をしていても気楽に出来ます。
秋冬物の畝作りで溝きりを始められたので立ち話を終えたが、私より一回り以上先輩のお元気さに接して楽しく帰宅できました。

話が横道にそれた部分では、お子様と２世帯同居の生活の中で、息子さんご帰宅が夜遅く、ひいては食生活などが心配だと感想を述べられた。
その点では、私などが典型的な夜討ち朝駆けタイプで、土日も必要と在らばで、子供の教育など多くを女房におまかせの先輩だがら、縷縷お話したことでした。

足腰を鍛える自転車通勤や定期的な帰宅などが出来ない、付き合い酒の多い神経を使う職場で働きながら、４０歳台に入って間も無くから、偶然家庭菜園をお借りできる環境に住むことが出来た私はその点ラッキ－だったと思っております。