第22回北海道マラソンは;
男子の部; 優勝者 高見沢 勝さん (27歳)
女子の部; 優勝者 佐伯由香里さん(19歳)
だった。
日曜日は、何年たっても日曜日でテレビを梯子しているから、このマラソンの放映も忘れいていて偶然見つかった。
NHK12chの囲碁対局が終わった2時ごろから見たもので、途の経過は分らなかったが私が見始めた時には、
男女共に優勝者が2位以下を大きく離して独走態勢で炎天下を良いリズムで走っているところでした。
吃驚して嬉しかったことは;
1. 男子は、優勝者がマラソンの経験がそうないのに、最初から全体の先頭に立って走り
ぬいたことだった。
夏の大会であれば在るほど様子見をしながら、ゲ-ムを作って行き勝ちであるが、
高見沢さんは、そう言う駆け引きを捨てて走ったらしい。
佐久長聖高校の先生として、この勝利が陸上部の刺激になれば良いというお気持が
あってマラソンの選手としての今後については淡白な印象だったが、今後日本のマラ
ソン選手は、今回の高見沢勝選手の如くあくまでも自分がゲ-ムを作る走り方にシフ
トすることを迫られた大会だったように思えた。
2. 女子の部の佐伯由香里選手は、19歳でマラソンは初出場で、しかも練習でも40kま
でだったらしい。
その上、143cm、32kgと言う小柄な体でトップをグングン走りきったので、これまた
(@_@)の連続でした。
記録的には2時間31分台で、世界のレベルにはまだ差が在るが、長い間トップを引
っ張る気持の持ち方に今、日本の男女のマラソン選手が一度は考えて欲しい姿がそ
こにあるように思いました。
男子の部同様ここにも北京オリンピックの男子の部のワンジル選手(ケニヤ)や女子
の部の優勝者の勇気ある走り方の影響が出ていたように思いました。
マラソンで日本の選手、特に男子はトップグル-プに居ても、なかなか抜けさして自分がゲ-ムを作る勇気がないように見受ける。
それだけに今回の男子、高見沢勝選手の鮮やかな独走が今後の日本マラソンに与える影響、効果が大きそうだ。
昨日のテレビの中で専門家の方の批評でもそれが伺われましたが、今後マラソン選手は2位とか3位或いは入賞で良いなんて事ではなくて、ご自分がゲ-ムを作るんだ・・・の気持を大切にして試合に臨んでほしい。
我家は夫婦してマラソンのテレビ放映が好きだから最優先して見ることが多いが、最近のように途中からずるずる負けていく日本の選手を見るのはたまらないです。
今回のお二人もこれからマラソンで勇姿を見せてください。
途中からの拝見でしたが実に嬉しい気分でした。有難うございました。