三田のいのしし　見て歩き日記

6月12日（金）　空梅雨　早朝寒いくらいの気温で、日中はかなりの暑さです。

三田市立高齢者大学教養講座　6月度

1.　中央公民館　1F　ホ－ル
2.　講　 師　　気象予報士　南利幸さん
3.　時　 間　　10：00～11：40±

4.　テ－マ　『天気予報から見た地球温暖化』　について

私だけの思い込みかもしれないが、今日は出席者が何時もより多かった。
南利幸さんのお話が面白いと言うことがひろく知られているせいであろう。

1.　梅雨とは・・・の説明から話を開始され、ボ－ドに偏西風の2ル－トの内、太平洋沿い
     のルートに湿った空気が流れ込む物が梅雨であって、アジアと言えども台湾や中国
     の南部、朝鮮半島の1部、日本の青森までに限られる事の説明があった。

2.　南節とも言うべき口調で、ホ－ルの雰囲気が馴染んだころ、本日のテ－マである
    【地球の温暖化】について語りだしました

3　　温暖化の証拠に関して、先ず昆虫などの例を挙げて、なぜか？・・・と分りやすく、
     全体としてデ－タの裏づけがある話法だから紛れも無く聞きやすかった。

4.　 例えば。蝉の仲間で、今話題のクマゼミが居る。
     かつては、我が郷里である四国とか関西で勢力を張っていた物が、現在では関東
     まで進出しているらしい。
     （1）　この蝉は、卵を枯れ木などへ産みつけ1年ほど地上に居て、それから寒暑の
        　  関係ない地下に潜る習性があるが、1年間地上にいる内に寒さに襲われると
            死んでしまう。
      （2）　それが、関東に進出出来たという事は、それだけ関東も温暖化の影響を受け
            ている証明になる。

5.　ナガサキアゲハチョウ、ツマグロヒョウモン（チョウチョウ）同じように現在では東京の
　　　代々木公園などで乱舞しているらしい。

いろいろな実例を掲げて、地球の温暖化の例を挙げ、我々を納得させてくれると共に、ビル屋上の緑化などによる温暖化防止の例もご説明がありました。

ついで、気温の上昇率などについても、いろいろな例を引いてご説明がありました。

6.　関西の中期的な気温の上昇具合：
    約120年前に比べて、ほぼ2度気温が上がり、この20年間でも1度の上昇をみている
    らしい。
　　今年の桜は、7日早い3月22日開花、昔は4月で、遅いとき4月6日の例もある。

7.　21世紀の温暖化の長期的見方について
    今、問題になっている二酸化炭素の排出による温暖化の影響で、このまま推移すると
    すれば、2099年ごろには、今よりも2度から最大6.4度気温が上昇する恐れがあるら
     しい。

温暖化防止の対策云々がテ－マではないので、概要以上のようなお話でありました。

質疑応答：　いろいろありましたが

家庭での電気代の節約として、何が一番効果的か、4,5の対策を挙げて我々に質問が投げかけられましたが、その解は；
家族が一つの部屋に集まって行動すること
でした。

人間が老化する原因として？　関連の話題としての小噺
1.　年齢から来る物
2.　紫外線の影響　　（例　秋田の六十歳の人の肌と鹿児島の40歳の人の肌が同じ）

天気予報における降雨確率・・・00％とは。
これは、過去の降雨実例から割り出して、この天気配置であれば、100回の内00回雨が降ったので、今回も00回（％）雨が降るであろうとして表示されている物だ。

1.　10％の降雨予測でも降られる事もあれば、40％でも雨にあわないこともある。

2.　南さんは、40％以上の予測場合、傘を持って出かけるのを常としているとか。

豊富な実例と経験の裏づけのあるお話で楽しく過ごせました。