三田のいのしし　見て歩き日記

元の勤務先に親しい同僚が今年この病気で旅立たれました。亡くなられたご本人は勿論の事ご家族やご一族の方々も、現代に至ってもこんなに難しい症状ね接して、さぞご無念だったことでしょう。
時間を空けて弔問させて頂きましたが、その病名が；

肺アスペルギルス症

この病気の特色が何かと言う前に、かなりまれな病気の為に専門病院が少ない事、この病気の治療を一度も体験されないまま終わる先生方が多い事などから、取敢えず入院された病院も含めて、肺アスペルギルス症と診断結果が固まるまでに時間がかかることなど難題山積と思われます。

肺アルペルギルス症とは；
1.　カビによる肺の病気、カビによる体の中の病気としては日本では最も多いらしい。
2.　人間の肺は湿度100％、気温37度でカビにとって絶好の住環境
3.　肺結核で肺が壊れた方、塵肺症、肺繊維症、サルコド－シス、気管支拡張症などで
     肺が壊れた方に生じる恐れがあるらしい。
4.　 通常痰などによりカビや埃が排除され、また、カビを殺す機能も備わっているが、
     この二つが故障するとこの肺アルペルギルス症に成る恐れがある。
5.　その結果、肺の破壊された穴にカビが固まり、やがて球状になり血管を破壊するなど
    の症状を呈するらしい。

5.の段階になったらレントゲンでもそれと分るらしいが、我々はこの病気の名前すら
   正確に表現できないくらい未知なので、この病気に｢対応することが非常に困難です。

問題点、課題
1.　カビは普通抗生物質がいっさい効かないのでこの病気そのものへの効果は
     ないらしい。
2.　体その物の病気発生や治療の為に抗生物質を投与せざるを得ないが、糖尿病など
   　持病のある方は、その抗生物質の為に体が弱ることもあるので、手術などで病巣を
     除去できない状態になると、治療に厳しさが増してくるようです。
3.　外科的な対応も出来る場合がある。

故人のご家族を弔問してお伺いした、りインタ－ネットで調べたりした結果はおおよそ
以上のとおりでしたが、時々難病に見舞われた方々が、偶然いいお医者さんに恵まれて治療できたことなどがテレビなどでも話題になる事がありますね。
そこで、私もいろいろ検索してみました。

東京病院の呼吸器内科が纏まった情報を流しておられて、この病気の疑いがある場合は一先ずこの病院を訪ねたら、その後の道が開かれるのではないかと思いました。

我々が住んでいる関西はどうか；

東京病院の呼吸器内科ほどはっきりと情報を流している病院が無いので、なんとも言えませんが、幾つかの病院の名前がインタ－ネット検索の結果出ておりました。

因みにこの東京病院呼吸器内科では、10年間に250例以上の診療経験がるとレポ－トしておられるので、情報を沢山持っておられるようです。

やはり高年齢になると肺に絡まる病気も発生しやすいので、この肺アルペルギルス症の如く極めて稀といってもこんな病気があるということを記憶しておいた方が良さそうだ。