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テーマ:生涯学習(293)
カテゴリ:広く・深く・学ぶ
大歳神社の木鼻と象鼻について たいして悩まなくてもよいのですが、この木鼻(このお社の場合はご本殿にある)と 我々が手を合わせて拝む場所拝殿に立つ二本の柱と頭上に横たわる【頭貫 かし らぬき】の木端(きばた あるいは きはな?)を飾る象(または想像上の獏)鼻を、 どう関連付けて考えたら良いのか。 どうやら神社の構造上からは木鼻も象鼻も同じ役割と思われますが、大いに頭を刺 激してくれます。
★ 大歳神社御本殿(一間社)の木鼻 ご本殿の木鼻 1560年に再建し、さらに貞亨4年(1687年)再建のこの建物であり、小さな屋根 のせいか、木肌も多少痛んでいるかもしれませんね。 概略この木鼻と同じ【木鼻】に関して、インタ-ネットでも沢山資料がのせられて おります。 ★ 大歳神社の象鼻 象鼻 象鼻と獏鼻と外見上区別できる自信はありませんが耳が小ぶりながら、垂れて いるので象鼻と見ました。
そもそも【生きている獏】には牙がないのに、中国で生まれた信仰上の対象に なった【獏】は本来獏の鼻がやや長い上に、創作活動(神格化)の中から、 象からは牙を貰い、あらゆる部分(パ-ツ)は他の動物の長所?特徴を取り入 れているからだそうです。 だから素人目には象鼻と獏鼻の区別が分かりにくいはずです。
に付きますが耳の辺りがはっきりしないので? 非常に悩みます。
〇 彫り物の(獏鼻) 耳がピンと立っている 〇 (象鼻) 耳が垂れている。 ★ 熊野神社(三田市西山)の拝殿軒先の飾り彫の場合: 象鼻 向かって右の阿形 耳がやや小ぶりながら垂れているので象鼻と思われます。 ★ 御本殿に木鼻があって、拝殿の軒先の頭貫(頭貫)に象鼻が取り付けられてい る 理由は、まったく分かりませんが、拝殿の上は直接人の目に触れる機会が 多いから次第に装飾性を深め、かつ神格を付与したのではないでしょうか。 余談ながら: さらに進んで情報をお求めの方は、例えば次のようなHPを開いてお読み願います。 HP 斗?・蟇股・木鼻 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月27日 10時22分11秒
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